普段はほぼ工房に引きこもり、
木を削ったり塗装したりハンダ付けしたり昼飯食べたりしている私ですが、
先週土曜日は、
工房始まって以来の珍しい仕事をしてきました。
いざ東京は新宿区、
私の母校専門学校ESPミュージカルアカデミーへ。
その名の通り、日本一のギターメーカー
ESPが母体となっているこの学校、
大変光栄なことに、
そのギタークラフト科の特別授業に講師としてお呼ばれしまして、
学生さんたちの前でいろいろなお話をさせていただきました。
私自身ギタークラフト科の卒業生、
かつ3年前まではここで先生をしておりましたので、
懐かしさを感じながらのイベントとなりました。
学生さんたちで一杯になった会場を見たら、
これは期待に応えねばと、
あること無いこと語りに語らせていただいた1時間半(+しゃべり過ぎて30分タイムオーバー)。
真剣に聞いて下さった学生さんたちに感謝です。
授業終了後は学生さんたちと触れ合いのお時間。
やっぱりギタークラフト科の学生さんには、
作ったギターを触ってもらうのが一番手っ取り早いです。
ギターの正面だけでなく、
後ろを眺めたがるのも、
ギターを作る人ならではですね。
私もついつい細かいところを見ちゃいます。
今回のイベントを通じて、
私自身が自分を見つめ直す、とても良いキッカケとなりました。
学生さん、先生方、ありがとうございました。
で、そのギタークラフト科、
つい先日、
新校舎が完成した様子。
そちらもちょっと覗かせていただきました。
新宿区高田馬場、
新目白通り沿いにそびえたつ大きな8階建てのモダンなビル、
何と全てギタークラフト科の校舎です。
各階には工房のようなたたずまいの教室や、
写真のように本格的な設備の機械室、塗装室等が。
そこが新宿であることを忘れてしまう、
本格的なギター製作空間です。
こんな環境でひたすらギターのことだけ勉強するこの学校、
いまさらながら、学生さんたちがとてもうらやましいです。
私は今静岡で仕事をするようになりましたが、
その中で強く感じるのは、
ギターに精通する職人さんや楽器店スタッフさんの少なさ。
皆さんに安心してギターを楽しんでいただき、
これからのギター業界がさらに盛り上がってい行く為には、
そこで働くスタッフたちの充実振りも重要なのは言うまでもありません。
このブログをご覧の方の身近に
ギター業界で働くことに興味がある方がいらっしゃれば、
是非ギタークラフト科の体験入学等、
おススメしてあげてください。
https://ssl.esp.ac.jp/tokyo/experience/entrance.cgi
なんと12/18の体験入学は、
静岡からの無料送迎バスもあるそうですよ。
https://ssl.esp.ac.jp/tokyo/bus_tour/
凄い。