おかげさまで大変ご好評いただいている
私の想像を
シャア専用機ばりのスピードで上回って
お買い上げいただいています。
本当にありがとうございます。
今朝をもちまして、
現在生産可能な分は全て完成し、
ご注文頂いている分の出荷を済ませました。
今回は発売以来初めて、
工房在庫分も用意出来ました。
(現時点で商談中が2台、その他在庫2台有りマス。)
こちらからもお求め頂けます。
※追記:その後在庫2台も商談に入りました
もうパーツが無いので、
これが無くなると、
5月頭までは逆立ちしても出てきません。
今後はメディアへの露出も続くため、
これはもう品切れ&ご迷惑をおかけすること間違いないと、
取らぬ狸の皮算用をしております。
Smoggy Overdriveが気になり始めている皆様、
是非早めのご検討をお願いいたします。
さぁ、今日からブログは2回に渡って、
5弦ベースの素敵カスタマイズをご紹介。
こちらは国産の雄BucchusのTwenty Four DX5-BGPという5弦ベース。
ハンドメイドの丁寧な作りと、ハイスペックなパーツ類に加え、
オイルフィニッシュで仕上げられた独特の質感が特徴です。
今回のご依頼は、
ご依頼主のこの楽器への不満を
一斉に解消しちゃう、思い切った内容。
さぁ、まずは何をするかと言いますと・・・・
ボディパーツを全て取り外し、
罫書きのためにマスキングテープを貼り、
色々な位置を測定、検討、記入。
おもむろにハンディトリマーを取り出し、
ボディの中央部分をまっすぐ切削しちゃいまいた。
深さは5mm程。
取り出したるは
ホンジュラスマホガニーの薄板。
これをボディの掘り込んだ部分ピッタリに加工。
幅だけでなく、厚みまでほぼピッタリに仕上げています。
この辺り、国産の楽器は元の精度が高くて助かります。
舶来ものはなかなかこう簡単には行きませぬ。
その後ボディからはみ出た余分な部分をカットして、
しっかりと接着をしました。
黒い部分には接着剤が付かないよう、しっかりとマスキングしてからの作業です。
接着剤が乾燥するまで、
サーキット部分のカスタマイズに移ります。
このベースにはもともと
Bartolini社のXTCTという定番プリアンプが搭載されていましたが、
今回はそれを当工房のオリジナルプリアンプに交換。
回路設計から各部デザイン、製作まで
私が一貫して製作しているハンドメイドプリアンプです。
XTCTもそうですが、
世の中「派手」なオンボードプリアンプが多い中、
私のプリは「お上品さ」を狙っています。
オーディオアンプのEQのようなナチュラルさが売り。
アクティブアクティブしないような音作りを心掛けています。
上画像の様に、
基板は小さい4×3cm程の小さなプラスチックケースに
ぴったり収まる自慢の設計。
プラスチックケースに収める意味など特にないのですが、
それだけでなんとなく「プリアンプっぽさ」が出るので、
ついついやってしまいます。
ボディに納める前に、
配線できる部分は配線しちゃいましょう。
ボディのパーツ穴の位置と同様に穴を開けた板を用意し、
ピックアップを除いたパーツ類を配線。
ボディキャビティ内で行うより、
この方がはるかに作業性が良く、
美しい取り回しが可能です。
配線作業で最もやってはいけないのは、
作業しにくい状態でハンダ付けしてしまうこと。
配線しやすい状況を作り出す事前の準備が
美しい作業には欠かせません。
バッテリースナップのねじりの綺麗さなんかも、
密かな自慢です。
このように思い切った木工加工を施したボディと、
工房オリジナルサーキットによって、
このベースはどうなっちゃうのか、
次回のブログにご期待下さい!
いやぁ、カッコいいんですよ、これが。