明日11月27日は、
菊川ハンドメイドギターショー準備の為、
きくがわ楽器は臨時休業とさせていただきます。
また28日、29日のハンドメイドギターショー本番日につきましては、
イベントの混雑状況により、
通常のリペアやカスタマイズの個別のご相談には
ご対応出来ない可能性がございます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、
よろしくお願いいたします。
さぁ、こちらもハンドメイドギターショーに向けて、
なんとか間に合いました、
Y.O.S.ギター工房の新作エフェクター。
生まれ変わったSmoggy Overdriveの魅力に迫ります!
Y.O.S.ギター工房の製品第1号として登場した
2014年6月発売のSmoggy Overdrive。
約1年間の販売期間を経て、
一旦生産を休止させていただいておりました。
約半年の充電期間を経て、
いよいよ12月17日新しいSmoggyがリリース出来る運びとなりました。
まずは
そのSmoggyの素晴らしいサウンドを
あらためてお楽しみ下さい。
このサウンドデモ動画の編集は
菊川ハンドメイドギターショーにも出展する
STOMPROXさんにご協力いただきました。
Smoggyの魅力が詰まった
素晴らしいトラックの作曲と演奏をしてくださったのは、
岡村夏彦さん。
私の青春の1ページを飾ったあの伝説のバンドのギタリスト。
こうして仕事でご一緒出来るとは、
感無量でございます。
Smoggyはいわゆる
「真空管アンプっぽい音」を出すオーバードライブです。
動画では、
このSmoggyの性能をよりハッキリ聞いていただくために、
あえてトランジスタアンプの代表格、
JC-120を使って録音してもらいました。
自分でいうのもなんですが・・・
凄いでしょ!
このレンジの広さ、
ローエンドのタイトさ、
高音域の倍音具合。
その中で、
ハイミッドにあえて癖を持たせることで、
適度な抜けの良さを実現。
Smoggyの個性となっています。
先日の情報公開後、
「実際Gainフルテンではどのくらい歪むの?」
的なご質問が多く寄せられました。
Smoggyは入力信号に応じて、
歪具合も大きく変化します。
シングルコイルでは、適度なミドルゲイン。
ハムバッキングピックアップでは、
ハードロックに対応できる位
しっかりと歪んでくれます。
このサウンドに仕上げるまでには、
構想から4年近い歳月が係っています。
その間に製作されたプロトタイプは
いったいどれだけのバージョンがあるのか、
私も記憶にありません。
今の世の中、
「万能」なエフェクターなどなかなかありませんが、
ブースターとして、プリアンプとして、
そしてもちろんオーバードライブとして、
Smoggyが活躍できる範囲はとても広いです。
是非一度、お試しください。
今日はまだまだ書きますよ。
そしてこのSmoggyもう一つの大きな魅力、
その外観に迫ります。
まずはSmoggyに使用される
素晴らしいケースをご覧ください。
製作は
畑精密工業株式会社さん。
一般的なエフェクターには
「アルミダイキャスト(鋳造)ケース」が多く用いられますが、
これは切削による「アルミ削り出し」ケースです。
無垢のアルミブロックを削って、
この形に成形しています。
私がこれまでのエフェクター製作の経験を経てたどり着いた
理想的なエフェクターケース構造。
畑精密工業さんは、それを見事に実現してくれました。
実はこのような削り出しケース、
少数ではありますが、
既に高級エフェクターを中心に
採用しているメーカーがございます。
ただその中でも、
このSmoggyのケースの完成度は群を抜いていると断言できます。
畑精密工業の中村社長が、
このケースのためにチョイスした素材は
A5056アルミニウム。
密度が高く粘りがある素材である為
非常に美しい仕上げが可能である一方、
その加工性には非常に難があり、
ご覧の仕上がりを実現するためには、
とんでもない技術が必要です。
かつ、A5056アルミニウムは、
元の材料が丸い形状をしているため、
そこから四角を削りだす為には、
非常に多くの無駄が生じます。
この時点で、
エフェクターのケースのために、
A5056材を選択することはほとんど無いと言えます。
そこまでしても
あえてA5056材をチョイスした中村社長、
正確極まりない切削加工から、
超高難易度スピンドル加工による天面の素晴らしい輝き、
そして素材に更なる高級感を加える、
アルマイト仕上げ(このアルマイトも普通じゃないそうです・・・)。
こうしてエフェクター業界では過去にない、
素晴らしいケースが完成いたしました。
早速パーツ類を取り付けて
写真を撮ってみましたよ。
これだけ全体が輝くと、
写真撮るのががまぁ難しいこと。
ほんのわずかな光加減で、
その表情が全然変わるのが面白くて、
凄い枚数撮ってしまいました。
機能的な面もすこしPRを。
これはSmoggyの背面です。
わたしがこだわった、
裏蓋2枚式。
理由はご覧のとおり、
電池交換を容易にすること。
このあたりも、長年温めていたアイデアだったりします。
他にもいろいろあるのですが、
ひとまずPRはここまで。
皆様にお披露目の場となる
菊川ハンドメイドギターショーの先行予約に向けて、
ささやかなプレゼントを用意いたしました。
これは、
Smoggy Overdriveの為に
同じく畑精密工業さんに作っていただいた、
Y.O.S.オリジナルノブです。
日本人にはおなじみの
定番エフェクターノブを
ケースと同じA5056材で作っていただきました。
かっこいいでしょ?
Smoggyに採用したのは、
画像下側の「青鈍色(あおにびいろ)」ノブ。
私が一目で気にってしまった、
お上品なアルマイトカラーです。
実は試作の段階で、
画像上段の黒アルマイトノブも作っていただいたのですが、
これもご覧のとおり、
とんでもないカッコ良さ。
どっちを採用しようか、
それはそれは悩んださ。
というわけで、
菊川ハンドメイドギターショーにて、
Smoggy Overdriveを先行予約いただいた方のうち
先着3名様に、
この黒色ノブ3個セットもプレゼント!
数に限りがありますので、
3セット限定。
もちろん非売品です。
Smoggyはもちろん、
他のエフェクターのカスタマイズや、
ギターのドレスアップに、
是非お役立て下さい!