トップページでもご案内させていただいた通り、

当工房の業務受付をさせていただいている、きくがわ楽器さんが

11/8（日）にリニューアルオープン。

それに伴い当工房も

営業日を変更させていただきます。

詳しくは営業日のご案内をご覧ください。

きくがわ楽器はリニューアルオープンに伴い、

取扱い商品も大幅に増えるそうです。

弦やギター小物はさらに充実、

ギター本体やウクレレも、

魅力的なラインナップとなりそうです。

そしてこれこそ前代未聞。

店舗に併設する形で、

たこやきショップ「きくたこ」がオープン。

もちろん私が担当するリペアも

これまでと同様、

責任を持ってお預かりさせていただきますので、

今後ともよろしくお願いいたします。

さぁ、

そんなきくがわ楽器の大イベント

菊川ハンドメイドギターショーに向けたショーモデル、

木工加工を全て終え、

進行的には一区切りとなりました。

ワンピースのメイプルネックに

ワンピースのアルダーボディ。

いつものギラギラした木目とは打って変わって、

とても「木」らしいここまでの仕上がりです。

特にボディのアルダーは

板目の一枚板から切り出し、

全体には丸みを帯びた加工を施していますので、

木目のつながりがとても楽しい、

素朴で美しいボディとなりました。

アルダー材は比較的成長の早い材ですので、

年輪同士の間隔がゆったりしています。

エルボーカットの部分やカッタウェイの先端は

まさにその「年輪」感が出ていて

私のお気に入りポイント。

画像右下、

木目とは無関係の、濃い茶色の筋が見えるでしょうか。

これは「虎斑」と呼ばれるもので、

アルダー材の大きな特徴です。

通常のギターでしたら

ここまで仕上げる前に、

例えば指板のポジションマークですとか、

フレット打ちなんかは先に行うことが多いです。

でも今回は、

まるでキャンバスのような仕上げを行い（意味深）

ここからしばらくは、

別の職人にゆだねることとなりました。

いやぁ楽しみだ！