私、Y.O.S.ギター工房吉田が、
開業以来ずっとやってみたいと思っていたイベントが、
遂に形になりました。
菊川ハンドメイドギターショーVol.1、開催決定です!
すでに特設ウェブサイトがスタートしておりますので、
詳細は是非そちらをご覧ください。
誰あろう、私が心底楽しみなイベント。
絶対楽しいですよ。
イベントの見どころは、
これから少しずつお伝えしていければと思いますので、
今日は私がこのイベントにかける意気込みを一丁。
現在のギター業界、
様々なブランドやその情報が乱立しています。
私もこの業界に足を踏み入れて14年弱、
素晴らしい楽器の数々との出会いもあれば、
逆もまたしかりです。
円安の影響もあり、輸入ブランド製品の価格は上がる一方ですが、
正直その価格に見合ったクオリティで作られていると感じるものは、
わずかしかありません。
そんな中で私が、あらためて声高にアピールしたいのは、
日本人の技術の凄さ。
ギター製造の歴史こそアメリカの老舗には劣りますが、
その技術力は比ではありません。
ところがその日本メーカーも、
安価な中国製品等との価格競争を強いられ、
本来の技術力の高さを生かし切れていないものが多いと感じます。
最近は日本国内のギター工房の数も増えましたが、
完全なるオリジナルギターをデザイン、製作できる本物の職人の数は
それほど多くはありません。
今回私が声を掛けさせていただいた出展者の方々は、
設計から木工、塗装から楽器としての仕上げまで、
その全てを一人でこなすことが出来る、
本物の「ギター職人」ばかり。
今回のイベントを通じて、
是非ご来場の皆様には、
それら職人たちの想いがこもった楽器達に触れていただき、
ハンドメイドギターの素晴らしさを体験していただけたらと思います。
始めにお断りしておくと、
今回のイベントでは
いわゆる「販売モデル」の展示がほとんどございません。
展示される楽器のほとんどは、
出展者様本人の私用楽器や各工房のプロトタイプ、
そしてお客様のために製作したギターをお借りしたものばかり。
出展者の方々は私も含め、
日々お客様たちのオーダーギターや修理業務に追われ、
今回のイベントの為の販売用新製品を準備する時間が取れません。
主催者である私なんて、
恥ずかしながら、新規オーダーすら受付けておりません。
つまりは、本当の展覧会。
ご来場くださる皆様には、
これからの日本のギター製造シーンを引っ張っていくであろう面々の力作たちを
純粋に楽しんで頂けたらと思っています。
最後に、イベント開催に当たり、
大変お忙しい中ご賛同いただいた出展者の皆様、
そして手作りの小さなイベントにも関わらず、
ご協賛いただくことになりましたスポンサー各社様に
この場を借りて御礼申し上げたいと思います。