カスタムオーダーのギター製作と
リペアやカスタマイズを平行して作業している当工房。
今現在は、他の物を挟み込む余地はほとんどないはずなのに、
ある日突然、謎の物を作り始めた私。
なんだか、ギターに使うものとは趣が違う木材達。
松の集積材や、ホワイトウッド材と言った、建築用材を持ち出し、
切ったり貼ったりをしています。その結果・・・。
じゃじゃ~ん。
これ、私が常々愛用している、
Y.O.S.ギター工房特製のギターベンチです。
工房内だけでなく、
外部のイベント等でも必ず持って行ってますので、
ご覧になったことがある方もいらっしゃいますでしょうか。
このように、ムクの木材を成形し、
その後前面に、純コルクシートを接着し、
ビスで組み上げています。
こんな感じで使います。
ギターを置くとこのように、
ネックと、ボディのお尻がしっかりと支えられます。
ネックサポート部は高さを設けてありますので、
レスポールのような、角度付きのヘッドも安心です。
弦交換やメンテナンス時に、
ネックが支えられていると作業性が良いことは、
ご存知の方も多いかと思いますが、
お尻を支えてあげると、その効果は倍増。
ベンチのほとんどがムク材ということもあり、
ある程度の重量がありますので、
安定感抜群です。
これだけじゃあありませんよ。
お尻を支える部分はスリットを設けており、
このように、ギターを演奏時のような状態でホールド出来ます。
ストラトやテレキャスターのように、
ボディ裏から弦を通す構造の楽器などの弦交換も楽々。
いろいろご自分でカスタマイズされる方も、
この状態で両手がフリーになるとどれだけ作業がしやすいか、
ご想像いただけると思います。
底面にも両サイドに段差を設けてあるので、
ボディをひっくり返して行う作業時にも、
安定感が抜群です。
サイズも、
エレキギター、ベースはもちろん、
フォークギターでも問題ありません。
ES335や、L-5、175あたりのアーチトップギターも入ります。
フライングVもオマタの部分がジャストフィット!
過去このベンチにしっくりこなかったのは、
B.C.Rich ワーロックベースただ1本です(TT
このギターベンチ、
使い勝手は最高なのですが、
なんせ1台作るのに大変な手間がかかります。
コルクも1面ごと接着しては乾燥させの繰り返し。
以前作った時にはあまりのめんどくささに、
製作途中で後悔したものですが、
今回は、お店の店頭用にどうしてももう一台必要だったため、
気力を振り絞って作ってみました。
実はそのタイミングで、
どうしても同じものが欲しいというお客様がいらっしゃったため、
2台同時に作ったんです。
そしたらこのギターベンチ作り、
少し慣れました。
まだ素材が2台分余っておりますので、
もしこのブログをご覧になって、
「私も欲しい!」って方おられましたら、
お声かけください。
2台限定生産ですので、
申込み先着順とさせていただきます。
本業の方がおろそかになってはいけませんので、
すぐの納品はお約束できませんが、
使い勝手は保証いたします。
料金は1台、税込27,000円です。
実物は、
きくがわ楽器店頭でいつでもご覧いただけますので、
ご興味のある方はお立ち寄りください。
よろしくお願いいたします!
※7/19追記
早速2名様よりご注文頂きましたので、
今回の募集は終了とさせていただきます。
ありがとうございました。