今週月曜、
当工房の新記録が1つ誕生しました。
なんと1日でお預かりしたリペアギターの数、
11本!
GW前の駆け込み需要?
よく分かりませんが頑張ります。
そんなこんなでしばらくは
リペア渋滞が続くと思います。
急ぎのご用件には対応できない場合もございますので、
あらかじめご了承ください。
さぁ、Stellar Classic #002は
最終工程に突入しています。
美しくグロス仕上げされたボディ。
まずは恒例のノイズ対策を施します。
バフ仕上げたての塗膜はプリっとしてキレイですが、
このギターはオールラッカー塗装。
今後経年変化により、
塗膜の黄ばみやヤセが徐々に出てきます。
ラッカーギターの楽しみの一つですね。
もちろんネックも
仕上がってます。
塗装中はマスキングされていたハカランダ指板と
久しぶりの再会。
塗料の乗ったフレットエンドの処理をします。
写真中央が処理前、
下段が面取り仕上げをした後です。
全てのフレットのエッジと指板の角を
丁寧に面取りします。
丸めなくても、丸め過ぎてもいけないこの工程。
さらには不必要な傷を周囲に入れてもいけません。
今回も良い仕上がりです。
それにしてもこのネック、
まぁゴージャスな仕上がりですこと。
じっくりとご堪能下さい。
指板はハカランダ。
ネックはバーズアイメイプルです。
ハカランダはオレンジのラインが鮮やかな
オレンジストリークタイプ。
とても個性的ですが、
スッキリとした美しさです。
ネックのバーズアイもトップグレードで、
光の角度で杢がギラギラ輝きます。
どちらの材も、
ご依頼主に直接ご来店いただき、
複数の候補の中から直接お選びいただいたもの。
私はご依頼いただいた立場ですが、
このネックのかっこ良さ、
誠にうらやましい限りでございます。