私、今日はもう朝からそわそわ。
なぜかと言いますと、
これが来る日だったからです。
はるばる東京より、
以前からお世話になっている木材業者様が
工房を訪れてくれました。
その方は業界内では有名な
通称「珍樹ハンター」。
いつも私の無理な注文を実現してくださる、
心強い味方です。
今回は、
以前注文していた材と共に、
とんでもない量のスペシャルウッドを携えて
来てくれました。
それはそれはもう、
全てヨダレものの素晴らしい木ばかり。
工房床に目いっぱい広げて、
品定めさせていただきました。
3時間ほど、
じっくり吟味させていただき(なぜかクタクタになりました)、
購入させていただいた材はこいつらです。
ごゆるりとご覧あれ。
まずは、一番レアなやつからご紹介。
これはリンバウッドのボディ材。
ギター業界では「コリーナ」という呼び名の方がポピュラーでしょうか。
GibsonがフライングVやエクスプローラーに用いた材として有名です。
リンバウッド自体流通量が少なくレアなのですが、
これはその中でも「ブラックリンバ」と言われる、
黒い部分が混ざっている人気の杢。
さらに驚いてください、
1ピースです!
日本国内では、
このグレードこのサイズのもの、
中々無いと思います。
ギターになった時のイメージが付きにくいかなと思い、
ググって出てきた画像を拝借し並べてみました。
どこか和を感じる個性的なルックスですね。
既に1枚は行き先が決まっていますが、
もう1枚は今後のオーダー用にストックしておきます。
次もY.O.S.初登場。
ウォルナットです。
世界3大銘木の1つ、ウォルナットです。
(ちなみに他の2つは、マホガニーとチークです)
塗装後の色をイメージするために、
一部シンナー塗ってます。
これはウォルナットの中でも人気の
クラロウォルナット。
驚くのはこのサイズ!
ギターとベースが1ピースで取れちゃいます。
こちらも半分はすでに行き先が決まっていますが、
残りは見せびらかしように取っておきましょう。
ちなみにウォルナット、
トップ材用にさらに2セット入荷しています。
どうですこのカッコよさ。
左は正統派のマスターグレード。
カーリー杢がびっしりの優等生クラロですね!
右は同じ木とは思えない変態杢。
こちらはクロッチ部分のクラロウォルナットです。
どちらもストラトのパターンが記入されていますが、
ベースでも十分の大型サイズ。
どんなカスタムギターになるのか、楽しみです。
新入荷材はまだまだあるのですが、
長くなってきましたので今日はここまで。
いや~、
木って本当にすばらしいですね。
と言うわけで、
今日は殆ど仕事していない私でした。