いつも書いていますが、
塗装入りの作業は最高です。
木材の本当の美しさが現れます。
ところがその前の工程、
木材を磨き上げる作業はなかなか大変。
ギターは複雑な形状をしている為、
基本的に研磨は全て手作業です。
形に合わせた様々な当て板を使いながら、
丹念に磨き上げていく作業です。
ただでさえ大変なこの作業、
実はこの春のシーズンはいつもの数倍しんどいんです。
なぜかって・・・・・
私の鼻の粘膜は、
花粉のせいで他シーズンの数倍は敏感になっており、
そこに襲いかかる木屑達。
いつもは心地よいハカランダの香りも、
このシーズンばかりはノーサンキューです。
そうこう苦労しながら、
オーダーのStellar Classicはいよいよ塗装に入りました。
いやぁ、素晴らしいバーズアイメイプルですね。
文句なしの3Aランク。
このグレードはなかなか入ってきません。
バーズアイメイプルの写真撮影は難しく、
なかなかその迫力が伝わりません。
iPhoneであーでもないこーでもないと
気が付いたら40枚ほど撮ってましたが、
実物はもっとギラギラゆらゆらでこう・・・・・。
完成時には頑張って撮影してみます。
ボディももちろん、
塗装に入っていますよ。
アッシュと言えば
恒例のフィラー作業が待っています。
大きい導管を、
フィラーと言うケミカルな泥みたいなやつで埋める作業。
今回のこのボディは木の白さが重要なので、
フィラーも白色に近いものを採用しました。
下段中央の写真、アッシュの導管が白くなっているのが見えますか?
右下がその後サンディングを吹き付けた様子です。
このギターは下地からラッカー塗料で進めていますので、
着色前にしばらく乾燥期間を要します。
着色は1週間程後。
どんな感じに仕上がるのか
乞うご期待!