ハカランダだらけ

当工房の新拠点「きくがわ楽器」。

オープン二日間で多くのお客様にご来店いただき、

誠にありがとうございました。


今日からお店は水曜までお休みを頂き、

9日(木)より通常営業となります。

よろしくお願いいたします。



やや説明不足な面もございましたが、

Y.O.S.ギター工房はあくまでもY.O.S.ギター工房です。

きくがわ楽器を経営する「社会福祉法人草笛の会」様からの

業務委託という形で、

きくがわ楽器の技術面をサポートさせていただくとともに、

当工房の業務の受付をさせていただいております。


今後はきくがわ楽器との協力により、

これまで1人ではなかなか難しかった

新しい展開もどんどんチャレンジしていきたいと思い、

その第一弾が、

4/26のエフェクターワークショップ。


申込み枠はのこり僅かです。

申込みはお早めに!



さぁ、

このところ製作中のギターは

どうなったでしょうか。

1Pコアトップのカスタムモデルは、

ネックの作業が完了し、ボディの細かい作業に入っています。

既にかっこよすぎです。


そういえば一つご紹介を忘れてましたが、

このネックは指板の形状に一工夫されています。

「コンパウンドラディアス」と呼ばれるもので、

ご覧の通り、ローポジションからハイポジションに掛けて、

徐々に指板のR(丸み)がフラットになっていきます。


ローポジションではコードワークに優れたきついRを残しつつ、

ハイポジションはフラットに近くなることで、

低い弦高を可能とする、

とても理にかなった指板形状です。

その分当然、指板の形状を削り出す作業の難易度は上がるのですが・・・。


ハカランダのコンパウンドラディアス指板。

なかなか無いですよ。



もう一本平行で作業している

Stellar Classicも木工終盤。

こちらもハカランダ指板。

1Pコアギターのハカランダとはまた表情が異なる、

濃淡の差がハッキリとした指板ですね。

「オレンジストリーク」と呼ばれる人気の柄です。


このStellarは、プロトタイプ以来となるスワンプアッシュボディ。

こちらもまたとても美しく、

塗装が楽しみです。



実はこの後製作予定のギター達も、

しばらくハカランダ指板が続きます。


この通り。

どれもすごい存在感ですが、

左の1枚は特に珍しいですね。


これ、カーリーハカランダです。

ハカランダ特有のハッキリした濃淡が、

さらにカーリー杢で揺らいでいて、

なんとも幻想的なルックスですね。


この指板はお客様のギターに使う予定だったのですが、

惜しいことに目立つところにワームホールが出てしまったため、

当工房のサンプルギター行きとなります。


右2枚もそれぞれ重厚な存在感。



ここまでハカランダばっかり加工している人間も、

今の世の中なかなかいないと思います。

本当にありがたいことでございます。

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ABOUT YOS

静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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