おーいハリルホジッチさん。
なんでカールスルーエ山田君の名前が
バックアップメンバーにも無いんですかね。
お願いだから1回呼んでみて。
早いうちに。
さぁ、気を取り直して、
工房では緊張の作業の連続です。
前々回のブログで製材をご紹介した
1Pハワイアンコアと極上ホンジュラスマホガニーのギター、
いよいよ本格的に加工をスタートです。
コアの製材で寿命が3年くらい縮みましたが、
このギター製作の難所はやたらと前半に集中しています。
まずはその1Pコアとマホガニーの接着に向かいますが、
その前に、後に配線材を通す溝を
バック材に掘っておきます。
なんだか変な位置に横溝がありますが、
これを忘れるとこのギターはその時点で詰みます。
続いてバック材の、
ひじに当たる部分をなめらかにカット。
そう、このコアを最大限に魅せるために、
ドロップトップ加工をしていきます。
ご覧の通り、バック材に合わせてコアを曲げなければなりません。
今回はこの貴重なトップ材、
出来るだけ厚く残したくて、
現在のところ6.5mm程あります。
クランプで一気に、どぉりゃぁあぁああああああ!
とやると、確実に割れますので、
トップ材側にもしっかりと準備を施し、
慎重に慎重に曲げていきます。
ここでさらに5年くらい寿命が縮んでます。
どうやら問題無く曲げられたようですので、
全体をしっかりと接着。
あとは乾いてからのお楽しみです。
こんな贅沢ボディに付くことになるネックは
こんな仕様です。
ブラジリアンローズ指板に
サーモウッドのハードメイプル。
ボディ以上に茶褐色で美味しそうですね。
ハカランダの木目もすごいけど、
注目すべきはこのサーモメイプル。
完全なる本柾目(木目がまっすぐになるような木取り)材です。
年輪に対して垂直方向に挽くとこうなります。
木目がまっすぐなので、狂いが起きにくい特徴があります。
サーモウッド且つ本柾目。
安定性という意味では、
これを上回るネック材は無いでしょう。
イチロー以上ですね。
そのネックには、
なにやら見慣れないユニットが埋め込まれています。
さらにヘッドにも謎の接着作業が・・・・
次回以降に続く!