前日まで
木屑にまみれながら
切ったり貼ったりしていたと思ったら、
今日はちまちまとハンダ付け。
このギャップが私の仕事の魅力です。
と言うわけで突然ですが、
新しいエフェクターを作りましたので
その作業の様子を軽くご紹介。
まずは心臓部、
基板パターンの設計です。
ただ音が鳴れば良いわけではなく、
その後の作業のし易さなんかも考えながら
パーツの配置を決めていきます。
何よりも私がこだわってしまうのは、
基板自体にパーツが乗ったその姿が美しいものであること。
そういった(無駄な)こだわりが
良い音につながると信じてやっております。
基板の設計とともに、
ケースのレイアウトと
ラベルのデザインもしておきます。
基板の設計は、
ミスが無いかどうか、
回路図と見比べながら何度も確認。
そしていよいよ
実際の製作作業に入ります。
私の基板作りは、
「ポジ感光基板」というものを使います。
その様子は以前のブログエントリーをご覧ください。
基板もばっちり出来上がりましたので、
一気に組み上げていきましょう。
今回は、
エフェクターとしてはやや少なめのパーツ数。
こういった1点物の製作は久しぶりなので、
楽しく作業させていただきました。
コダワリの基板レイアウト、
いかがでしょうか?
こうやって基板の上に、
綺麗にパーツな並ぶその姿が好きです。
シムシティみたいな感覚。
このエフェクター、
名前を「Mustard Over Drive」と付けました。
そのマスタードのようなカラーと
2ノブをご覧になれば、
鋭い方は、何のエフェクターのオマージュ作品か
すぐにお分かりかもしれませんね。
このエフェクターは、
来月オープンする
当工房と、社会福祉法人草笛の会の共同ショップの
イベント用モデルです。
詳細はまた近日公開。
お楽しみに!