今月の店頭リペア相談会は
今週日曜22日の13:00からです。
場所はもちろんすみやグッディ藤枝店さん。
おまちしていま~す。
今日は先日お預かりした、
Fender Vintage Jazzmasterの
マニアック過ぎるカスタマイズをご紹介です。
ご依頼主はこのギターを中古で譲り受けたそうですが、
ストラップピンの周辺がすごいことに。
ピンの緩みを何とかしようとしたのか、
いわゆる万能接着剤系がピンの周囲にベッタリ。
あまり見栄えもよく無いので、
タッチアップを行いました。
ピンポイントの塗装作業です。
黒のラッカーギターですので、
この手の作業は比較的容易に完了しました。
続いては、
ピックガードの交換。
今回お持込いただいたピックガードは、
「アノダイズドアルミニウム」という素材のものです。
ただご覧の様に、元々ついていたピックガードと
僅かながらビス位置が合いません。
そこで一旦元穴を埋め、
正しいビス位置に下穴を開けなおします。
このアノダイズドピックガードの凄いのが、
ジャズマスターのプリセットコントロール穴が
一切開いていないこと。
こんなマニアックパーツが存在していることを
私は初めて知りました^^;
つまりは配線もリワインド、
ピックアップも交換し、
殆どの作業は完了です。
ブリッジサドルをご覧ください。
こちらもご依頼主お持込の
交換用ブラス削り出しサドルです。
ムスタングサドルのような形状ですね。
各弦ごとでイモネジの形状まで変えるこだわり用です。
お持込いただいたトラッドなスタイルから、
かなりイメージが変わりましたね。
ここまではご依頼主にお持込いただいたパーツたちを
しっかり組み込むという作業でした。
ここからが私の腕の見せ所で、
これらが本領発揮できるよう、
しっかりしたセットアップを行っていきます。
実際にジャズマスターと言う楽器、
多少手を加えながらセットアップをしないと、
チューニングの狂いや、ブリッジ部の弦落ち等、
中々トラブルの多いギターです。
(ジャガーはさらに・・・)
そのため、
ブリッジをギブソンタイプの
T.O.Mブリッジに交換するカスタマイズが有名だったりするのですが、
個人的にはそこまでの必要は感じません。
ネックの仕込みに調整を加え、
ブリッジ周りをしっかり安定させると、
ジャズマスターの本当の良さが味わえます。
ジャズマスター、ジャガー、
お困りの方は是非ご相談ください。