2014年12月上旬、
工房に1本のギターが持ち込まれました。
今回から数回に掛けて、
ブログの主役はこのギター。
まずはご依頼主の英断に敬意と感謝。
その壮大なカスタマイズの記録をご覧あれ。
メイプルネックにローズ指板、
アルダーボディに3シングルコイルという、
何の変哲も無いストラトキャスタータイプ。
今回のご依頼の主な内容は、
このボディとネックのリフィニッシュ(再塗装)です。
ただのリフィニッシュではないんですが・・・・。
ということで、
ものの15分でストラトキャスターはバラバラに。
まずはこのギターの
ポリ塗装を剥がしていきます。
上記左は着色層~トップコートを剥がしているところです。
熱を加え、柔らかくなった塗膜をヘラでさらっていきます。
大まかにはがしたのが中央の状態。
下地塗装は綺麗に残っていますので、
通常のリフィニッシュであれば、
この後下地を研磨して整え、
新しいカラーに変更することが出来ます。
ところが、今回のご依頼内容を
より高いレベルで遂行するには、
この下地が邪魔なんです。
と言うわけで下地を剥がし、
完全に塗料を除去したのが右側。
文章では2行ですが、
これが大変だった!
熱で剥がしやすくなるトップコート層とは異なり、
下地層はまぁそれはそれは丈夫。
基本的には削り取るしかありません。
それにしてもフ○ゲンさん、
下地厚すぎじゃあありませんか!?
とまぁブツブツ独り言言いながら、
なんとか綺麗に剥がすことが出来ました。
そしてここからは
衝撃の映像の連続です。
なんだか小汚くなり・・・
また黒くなりましたが・・・・・?
そしてこのあと登場したのは、
右写真の道具達。
もはや道具とは呼べない物体が1つ
映り込んでいますね。
でもこれ、
見間違いでも、放送事故でもありません。
さぁいったい何がどうなるんでしょう!?
次回に乞うご期待!