2014年ものこりわずか、
あちらこちらの道路工事がより慌ただしく見え、
心なしか街中のパトカーの数も増える中、
今日も工房に向かう途中、
2件の交通事故現場を目撃。
皆様もお気を付け下さいね。
やはりここ1週間、
リペアやカスタマイズのお問い合わせが
増えています。
月末に向けてさらに忙しくなる予感。
年内のリペアやメンテナンスをお考えの方は、
お早めにご相談ください。
今日は
オーダーストラトの続報です。
先日のブログでご紹介した
個性的なサイズ感のネック。
無事ご依頼主のチェックもクリアです。
ネックの寸法が決まったら、
一気にボディを製作。
ピックガードまで寸法を合わせ、
木工作業はすべて終了です。
当工房のストラトは、
基本的に'60~'62あたりのもの参考にしています。
ただこのギター、
本家はもとより、各メーカーにより細部の寸法や
演奏感やテンション感がまちまちで、
そもそもどれが正しいのか、
現在ではかなり曖昧です。
そこでY.O.S.では
当時のFender社のパテント資料や
実際のビンテージ楽器を基に研究し、
現在多く流通しているストラトとは、
意図的に違った作り・寸法にしている部分があります。
ここから先、具体的にはナイショですが、
もともとUSAで作られていたもの。
メトリック法ではなく、インチで考えると・・・・
あそこは○○mmじゃなくて、○○.7mmのほうが正しい・・・
ってことはあそこも・・・
ごにょごにょごにょごにょ
といろいろ見直し、
そこにハンドメイドならではの
精度の高い加工を加えることで、
量産ものやUSAものとは
一線を画すストラトとなっている自信があります。
是非一度お試しあれ、
って、サンプルが無いや・・・。
さぁ、気を取り直して、塗装入りです!
ボディは軽量なアルダー2P材。
業者様にお願いして、特に軽いものを入れてもらいました。
ボディで1.6kg。
アルダーとしてはかなり軽い部類です。
ネックはもう語るより見てください。
これぞ銘木、自然の偉大さでございます。
実はボディも
このネックに負けないゴーーージャスな着色が
待っています。
かなりインパクト大なストラトになる予定。
お楽しみに!