今年のノーベル賞は
青色LEDの話題で盛り上がりましたね。
ギター業界でも
LEDを指板に内蔵して
ポジションマークを個性的に演出するモデルも増えています。
私が小さいころ、
身近で光るものといえば、
蓄光素材。
暗い部屋でうすぼんやり光る
でもすぐ光らなくなるあのはかない感じは
とても素敵です。
実はその蓄光素材も、
今ではものすごーーく進化していて、
それをポジションマークに採用するメーカーも
増えてきました。
と言うわけで今日は
Luminlay(ルミンレイ)のご紹介です。
今回カスタマイズをご依頼いただいたギターは
もともと指板表にはポジションマークがありません。
ポジションマークの素材には
トラッドな塩ビ材から、
高級な天然貝まで
様々なものがありますが、
今回はより個性を、ということで、
Luminlayをご提案させていただきました。
作業的には単純で、
入れる場所を決め、
正確に穴を開け、
Luminlayを接着。
表面を整えて完了です。
作業が完了したのは日中でしたが、
部屋の電気を消しただけで、
すでにうすぼんやり発光しているのが見えますか?
そうこのLuminlay、
昔ながらの蓄光素材のイメージを覆す、
とてつもない発光量と蓄光量があり、
尚且つ品質も高いため、
明るさのムラもありません。
あらためて夜間、
暗い部屋で見てみると、
もう圧倒的です。
今回は
蓄光素材には珍しい、
青色発光のものをチョイス。
十分な発光量がありながら、
蓄光素材ならではの
目にやさしい感じがベリーグッドです。
昔ながらの蓄光素材の問題点は、
すぐ暗くなっちゃうことですね。
ところがこのLuminlay、
20分から30分は十分に発光しています。
ワンステージ余裕で行けますよ。
暗くなってきても、
スマホのライトなんかを当てるだけで
すぐに復活しちゃいます!
実際に
このLuminlayを採用しているメーカーは、
今回のような指板ポジションではなく、
サイドポジションに使っています。
つまり、暗いところでもポジションくっきりはっきり、
カッコ良いだけではなく、
実用性も満点ですね。
Luminlayを企画・開発されているのは、
実はY.O.S.ギター工房と同じ、
静岡県の企業様、
㈱マイスターワークスさんです。
蓄光素材を利用した
様々な種類のポジションマークやサイドポジション素材はもちろん、
カッコいい楽器用ノブなんかも販売されています。
是非そちらもご覧ください!
当工房ではこのように、
各Luminlay素材を用いた
カスタマイズも可能です。
もちろん、
すでにポジションが入ってしまっている楽器でも可能ですので、
お気軽にご相談ください!