いよいよです

工房をスタートさせて5か月、

ついに記念すべき1stモデルが完成いたしました!


組込作業終盤をご紹介です。

おいしそうなカラーリング
おいしそうなカラーリング

ネックに、ナットとペグを取り付けます。

トラッドなボディとは裏腹に、

あまり見慣れないサーモウッドメイプルのネック。

いつも以上に各パーツが目立ちます。


ナットは長期間オイルに付け込んでおいたボーンナットを。

適度な黄ばみ具合がまた

このネックのカラーに良く合います。


ペグは軽量なビンテージスタイルをチョイス。

サーモウッドの鳴りを出来るだけ殺さないようにします。



さぁ、あとは一気に。

このあたりは毎回記憶にないくらい作業に夢中です
このあたりは毎回記憶にないくらい作業に夢中です

ネックとボディをボルトオン。

弦を張って、

最後のパーツ、テンションピンの位置決めと取付を行います。


ちなみにこの「テンションピン」と呼ばれるパーツ、

誤解が多いパーツで、

これを付けても弦のテンション(張力)は

ほとんど変わりません。


テンションの話はとても難しいので、

またいつか特集したいと思いますが、

このパーツはただ、

1弦、2弦をナットにしっかり当てるために付けるパーツです。


フロイドローズなんかに付ける

「テンションバー」も同じです。


これらのパーツ、名前変えた方が良いですね・・・。


フェンダータイプのヘッドは構造上、

ナットから遠くにペグのある弦程

ナットへの当たりが弱くなってしまいますので、

必須のパーツです。

3,4弦にも付いているモデルがありますが、

基本的には不要です。

ただ演奏感が変わりますので、

好きな方もいらっしゃるかもしれません。



話が逸れました。


テンションピン付けたら、

ドキドキのファーストチューニングから、

ナットの弦溝微調整、

弦高の調整、

ピックアップ高の調整、

オクターブの調整と

楽器の仕上げを行っていきます。


感覚的な部分も多い作業ですので、

五感をフルに働かせ、

微調整を繰り返します。


そうしていよいよ・・・

ひとまずホッとしました
ひとまずホッとしました

完成~!


作り慣れているタイプの楽器ですが、

独立した環境における初の楽器製作は、

思わぬ苦労の連続でありました。

こうしてなんとか無事形になり、

ホッとしています。


サウンド面含めた楽器の紹介は

また後日しっかりとさせていただきます。


現在はしっかりとした写真を撮るために奮闘中。

ギターの写真撮りはとてもむずかしいです。

これまでずーっとiPhoneの標準カメラアプリですから^^;



とりあえずギターとしてのファーストインプレッションは、

まるで新品とは思えぬ、老獪な鳴りのギターとなりました。

やはりサーモウッドの威力でしょうか。

4年間愛用しているプロトよりも

断然弾きこまれた感が出ている、魅力的なサウンドです。

これはすごい!



少し遅れて作っている2本目も

現在この状態まで来ました。

こちらもいよいよ
こちらもいよいよ

順調にいけば

来週には完成です。


お楽しみに~

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静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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