突然ですが、
9/5(金)と9/6(土)、
工房は臨時休業をいただきます。
開業から4か月突っ走ってまいりましたが、
ちょっと伊豆でリフレッシュして
7日からまた頑張ります。
さてセミオーダーギター、
今日は久々のネックです。
加工が終了してしばらく経ちましたが、
ボディとマッチング作業も終わっているため、
ようやく先に進みます。
何をするかというと、
塗装準備の研磨作業です。
で、いきなり研磨作業完了の画^^;
3種類ほどの当て木を使いながら、
#320前後の粒度まで磨きます。
メイプルは硬木ですので、
磨き上げた木肌はとてもシルキーで
ほんのり光沢まで備えます。
そしていよいよ塗装作業。
本日吹き付ける塗料は
ウッドシーラーと呼ばれる目止めの塗料です。
まずはペグ穴内等に綿棒でシーラーを塗り、
その後スプレーガンで全体に吹き付けます。
塗装するとこうなります。
この変わりよう、いかがですか?
そうなんです。
このシーラー吹き付け作業、
ギター製作の多くの工程の中でも
有数のテンションアップ作業なんです!
もう吹きながら
これまで隠れていた本当の木の美しさが出てくると、
これまでの苦労が報われる瞬間でもあります。
今回のものは特にサーモウッドを使用していますので、
とても重厚な存在感。
適度なカーリーまで出てきちゃって、
なんとも贅沢なネックになりました。
一連の作業後を比べてみると、
このように変化していきます。
画像左は、形こそ完成していますが、
まだ加工中の大きな傷が目立つ状態。
角も、手が切れる程エッジが立っています。
中央が生地磨き終了後。
木肌の質感が整ったのが見えるでしょうか。
角も全て手作業で面取りを行っています。
指板は塗料を乗せませんので、マスキングしておきます。
そして右がシーラー塗布後。
素晴らしい。
実はまだボディは加工途中なのですが、
どうしても早くネックのこの景色が見たくなって
ネックだけ前倒しで作業してしまったのでした。
ボディももうすく生地調整です。