活きの良いブラジリアンローズウッド入荷しました!
1枚はオーダーいただいたギター用、
もう一枚は工房ストックです。
今現在工房にあるブラジリアンローズは他にも
全て嫁ぎ先が決まっており、
順次加工に入っています。
たとえば一番右のものは
現在この状態です。
ご存知の方も多いと思いますが、
ブラジリアンローズウッド(現地名ハカランダ)は、
ワシントン条約第一類に分類されており、
ギター用材中でも有数のレア材と言えます。
伐採及び取引は世界中で厳しく監視されており、
今日本国内で少数流通しているものは、
ワシントン条約前に伐採され保管されていた
デッドストック材です。
実際に手に取り、
他のローズウッド種には無いその美しい杢理に触れると、
なぜこのような現状になってしまったのかは
おのずと理解出来ます。
当工房は決して、
ブラジリアンローズウッド至上主義というわけではありませんから、
違法なことをしてまでこの材を入手するようなことは
決してしません。
ただ、このような貴重な資源を用いて楽器を作ることが出来るのは、
現代に生きる楽器製作家たちが
最後の世代となると思います。
その時代に生まれたことに強く感謝しながら、
良い楽器に仕上げることを
あらためて決意する次第であります。
なんだか重たい文章になってしまいましたが、
皆さんも是非一度直接触れてみてください。
すぐに悪魔に取りつかれますよ^^;