今、サッカー22歳以下日本代表のミャンマー戦を見ながら
この記事を書いています。
どれだけ点差を付けても
一切抜くことなく走り続ける若者達、
良いですね。
このチームを見ていて一番興味深いのは、
いわゆる日本らしい「背番号10」的プレイヤーが居ないこと。
日本人の攻撃的MFに有能なタレントが多いのは
間違いなく「キャプテン翼」の影響だと思いますが、
今の22歳以下はもうそれをほとんど知らない世代なんでしょうね。
これこそ本当の世代交代。
新しい日本サッカーの一端を見た気がしました。
ハリル何ちゃらビッチさんのサッカーは全く知りませんが、
とても楽しみです。
カールスルーエ山田君を是非代表に。
さぁ、
今日は終始一貫楽しく作業させていただいた、
ストラトキャスターのカスタマイズをご紹介です。
日本のギター製造を支えるフジゲンのストラトキャスタータイプ。
今回はいたって普通なそのストラトに、
お客様お持込の「エリッククラプトンサーキット」を載せます。
エリッククラプトンのストラトキャスター、
意外と思われるかたも多いかもしれませんが、
アクティブサーキットが載っています。
ミッドブースト回路が組まれており、
ご覧のような大きな基板を搭載します。
まずはボディのパーツを全て外し、
基板を収めるためのキャビティを新規に切削。
その部分も導電塗料を塗って、
しっかりとノイズ対策します。
エリッククラプトンストラトキャスターの配線は
常にブースターがオンになっている状態の為、
実は普通のストラトの音が出ません。
そこで今回はスイッチを増設し、
通常のストラトのパッシブサウンドと
クラプトンサウンドを切り替えられるようにします。
お客様が併せて
素敵なスイッチをお持込下さいましたので
その取付を行います。
プッシュ式のオルタネイトスイッチで、
プッシュロック(押すと凹んだままになり、もう一回押すと戻る)機能が
付いています。
こういう昔ながらのスイッチ、絶滅危惧種で、
今はいい感じのものを探そうとすると苦労します。
今回はご覧の通り、
ただ穴を開けてネジで止めるのではなく、
木製のスペーサーを製作し、
それを挟んで取り付ける構造にしました。
準備が整ったら
あとは怒涛の配線です。
エリッククラプトンサーキットのコントロールは
ボリューム、
TBXトーンコントロール(特殊なポットを用いたトーン回路)、
そしてミッドブーストなのですが、
このボリューム回路がすこし厄介で、
ブースト回路内に組み込まれてしまっている為、
回路全体をバイパスすると、
ボリュームも効かなくなってしまいます。
そこで今回は基板にも手を加え、
ブースターオフ時にも
ボリュームとTBXコントロールは生きるような
スペシャルワイヤリングを行いました。
切り替えのスイッチ、こんな感じに取りついています。
スペーサーを挟むことで、
ツマミの頭だけがほんの少しPG上に出るようにして
他の操作を邪魔しないよう工夫しています。
クラプトンストラト、
ミッドブースターのおかげもあり、
とても魅力的なサウンドなんですが、
唯一の弱点が、
普通のストラトの音が出ないこと。
今回の改造は、
ストラト配線の1つの理想形と言えるのではないでしょうか。
ストラトのパワー不足にお悩みのかた、
お勧めです。